ならみおダイアリー

27歳で会社を辞めて、地元山梨県都留市にUターン。地域おこし協力隊 / 古民家ゲストハウスオーナーをしています。

食べることって、生きること 〜映画「リトル・フォレスト」を観て〜

映画「リトル・フォレスト」って皆さんご存知ですか?

橋本愛さん主演のこの映画。全編4時間(!)、1年間を通しての撮影。

「食べることって、生きること」をそのまま体現していて

農業やお料理のシーンはすべて橋本さんが実際に行っているそうです。

 

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【あらすじ】

“小森"は東北のとある村の中の小さな集落。いち子は一度都会に出たけれど、自分の居場所を見つけることができず、ここに帰ってきた。近くにスーパーやコンビニもない小森の生活は自給自足に近い暮らし。
稲を育て、畑仕事をし、周りの野山で採った季節の食材から、毎日の食事を作る。 夏は畑で採れたトマトを使ったパスタや麹から作った米サワー、秋には山で採ったくるみの炊き込みごはん、栗の渋皮煮―。
四季折々に様々の恵みを与える一方で、厳しさも見せる東北の大自然。時に立ち止りながら、自分と向き合う日々の中で、いち子はおいしいものをもりもり食べて明日へ踏み出す元気を充電していく・・・・・。

 

都留での暮らしを始めて季節が一巡し、
今後の行く末とか畑での過ごし方とか考えているいま。
共感する部分や自分と重ね合わせてしまうところがものすごくたくさんあって
いまこのタイミングでこの映画見られてよかったなぁって思いました。

 

とにかく、映像がすごい美しい。
あと、出てくる食べ物が素朴なんだけどすごく美味しそうだし
主人公・いち子の心情とかうるさすぎない、というかほとんど語られないのに
要所要所で滲み出てくる。胸にぐっと迫る。

すご〜くゆっくりとしたテンポで進むので
都会のリズムで暮らしている人にはこの映画の良さはあんまりわからないと思います。
田舎暮らしの経験とか、憧れがあって
いまの自分のくらしに思うところある人は、はまると思う。

 

わたしはその両方だったので、3ヶ月くらいかけてちょこちょこ観て
ようやく今日観終わりました。

途中で飽きて見るのやめた映画を、
少し時間が経ってから「続き見てみようかな」という気持ちにさせる
不思議な味わいがこの映画には宿っているなぁと思います。

 

amzn.to

 

リトル・フォレスト冬・春 もどうぞ。

 

Amazon Primeに入っていれば無料で観られるので、
会員の方は特におすすめ!

 

最近はちょっと遠出が続いていたのですが
今日明日は東京・大井町の家でいろいろと思索を。


エネルギーが散り散りになってしまっている感があるので
ここらで再整理、意図明確にしてリスタート
していけるといいなぁ。