ならみおダイアリー

27歳で会社を辞めて、地元山梨県都留市にUターン。地域おこし協力隊 / 古民家ゲストハウスオーナーをしています。

なぜ「自然とともに」なのか。

人間っていじらしい

人生に意味はない
私たちは所詮生まれて死んでいく
ただそれだけの存在であって
ひとつのいのちである、ということは変わらない
 
なのにそのことをつい 忘れてしまうというか
どうでもいいようなことに執着して
不安や 恐れや そういったものをみずからつくり出してしまうんだ
人間ってそういう生き物なんだと思う
 
でも それがあるからこそ
文明は発達し 生活は便利になり
その恩恵を少なからず受けていたり
意味なんてないのに
ただ本気で人を愛したり 憎んだり 傷つけたり 笑いあったりして
それがいつか人生の幕を閉じるその時に 鮮やかに思い出される
 
人間って
地球上のどの生物よりも
無駄なことばっかりしている生き物なんじゃないだろうか
それがまた いじらしいな、なんて思う
 

そして、今 

自然はいろんなことを教えてくれる
いや、教えてくれるんじゃなくて
私たちはそこから学び、気づくことができる
そして自分の足で立つことができる
そこに感謝と敬意をもって向き合う、ということを
もっと追求していきたいと いま 湧いてきている
 
いつしか人は
自分たちのつくり出した「システム」に
身体も心も支配されてしまっているように感じる
それによりもたらされる「繁栄」のその先には
どんな幸せが待っているのだろう
 

自然とともに 

風の谷のナウシカのマンガに、一時期どハマりしていた。
文明の発展の末に荒廃した、未来の地球
人間の小ささ、愚かさ 失われていく生命
生きづらさを抱えながらも、真実から目を背けずに
「生きよう」という意志をもって立ち向かっていく彼女
その彼女を慕う人々の温かさと、その想いを背負いまた足を踏み出してゆく姿
ほんものの強さと優しさがそこにある
 
 
「自然に対する感謝と敬意を持つこと」
「自らの小ささを知り、謙虚にかつその恵みに心から感謝し生きること」
頭ごなしに伝えることじゃなくて
いち人間として、その生を責任をもって全うしていくということ
義務感や自己中心性にエネルギーを食われるのではなくて
しなやかに自分の人生を、人と自然とともに生きること
その背中をあとに続く人々は見ている
 
私が都留に戻って来た理由。
それはごくシンプルに「人として生きたい」
そう願っているからに他ならないと思う
どんなに考えても上手い言葉にならなくて。
理屈ではないことも、存在するのかななんて。
 
だいいち、うまくいきすぎている。
なんだかそういう流れがきて、のっています
としか言いようがない。
 
だからまだもうしばらくは、このままでいいのかななんて思う。
無理に定義付けしたり、言葉のわくにはめたりするのが勿体ない。
 
私は私のままでありたいし
過去や未来でもなく、いまこの瞬間
「私」というこの存在を最高最大に活かしきることに
すべてをかけて臨みたい